0287-46-5711

エネルギー回収型廃棄物処理施設

プラントフローシート

プラントフローシート
プラントフローシート
  • ごみの流れ
  • 排ガスの流れ
  • 空気の流れ
  • 蒸気の流れ
  • 焼却主灰の流れ
  • 飛灰の流れ
  • 水の流れ
  • し尿処理脱水汚泥の流れ
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施設の仕組み

ごみの流れ

  • ごみ計量機

    ごみを運んできた収集車は、ごみ計量機の上に停車し、ごみの重さを量ります。

  • プラットホーム

    プラットホームにはごみ投入扉が3門あり、収集車がこの扉からごみをごみピットへ投入します。

  • ごみピット&クレーン

    ごみピットに貯留されたごみは、ごみクレーンによって十分に混合、撹拌してごみを均一にし、ごみ投入ホッパに投入します。

  • 焼却炉

    施設には焼却炉が2基あり1基あたり57トン、1日最大114トンのごみを処理する能力があります。

  • 焼却炉内部

    ごみはストーカと呼ばれる階段状の構造をした床の上を移動しながら焼却処理されます。

発電の流れ

  • ボイラ

    内部には水が流れる水管が多数あり、高温の排ガスを通すことで排ガスから熱エネルギーを回収し、ボイラ内部の水が沸騰し、蒸気となります。

  • 蒸気タービン発電機

    ボイラで発生した蒸気の力でタービンの羽根を高速回転させ発電します。この電気は、施設内外で利用し、余った電気は電力会社へ売電しています。

  • 蒸気復水器

    屋根に設置された多数の管から蒸気が入り、下部に設置された大きなファンにより徐々に冷やされ、再びボイラで使用する水として利用します。

灰の流れ

  • 飛灰処理設備

    減温塔、バグフィルターなどで捕集した飛灰に薬剤を加えて混練することで、重金属の溶出を防止し安定化させた後、飛灰処理物バンカに貯留します。

  • 主灰クレーン・主灰ピット

    主灰は主灰ピットに貯留された後、施設外へと搬出され、埋立あるいはリサイクルされます。

排ガスの流れ

  • 減温塔

    ボイラで熱回収された排ガスに水を噴霧することで、排ガス温度を適正温度にし、ダイオキシン類の再合成を防ぎます。

  • バグフィルター

    ろ布と呼ばれる布製のフィルターに排ガスを通すことで有害物質を除去します。さらに、消石灰と活性炭を吹き込むことで塩化水素、硫黄酸化物などを除去します。

  • 誘引送風機

    バグフィルターでクリーンに処理されたガスは誘引送風機を経て、煙突に向かいます。

  • 煙突

    クリーンに処理されたガスを、煙突から大気中へ放出しています。

管理

  • 中央制御室

    施設の運転を制御・管理を行う場所です。場内に設置されたカメラ映像や、各機器のデータが集約され、24時間体制で施設の運転状況を監視しています。

施設概要

処理方式 全連続運転式燃焼ストーカ
処理対象 可燃ごみ、可燃残渣、可燃性粗大ごみ、し尿処理脱水汚泥、し尿処理脱水し渣、災害廃棄物(緊急時)
施設規模 57t/24h×2炉=114t/日
受入供給設備 ピット&クレーン方式
燃焼設備 ストーカ式
燃焼ガス冷却設備 廃熱ボイラ方式
排ガス処理設備 乾式ろ過式集じん器、薬剤煙道噴霧式、無触媒脱硝方式等
灰出し設備 焼却主灰 ピット&クレーン方式
飛灰処理物 バンカ方式
余熱利用設備 蒸気タービン発電設備  発電能力:1,530kW
排水処理設備 凝集沈殿及び砂ろ過方式